70%健康マガジン:辻野先生の回答

ココの情報は100%の健康をまったく保証しませんが、ボクがそうである
ように70%健康になるためのヒントが見つかるかもしれません。

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2009.10.14 Wednesday

七十二、「痔」について辻野先生の回答

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■今週のお題:「痔って治るものですか?」
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1つ上の友だちが、痔で苦しんでいます。

あまりに苦しむあまり、遊ぼうと誘っても「痔やねん」と言って断られてし
まう始末。

そんなにキツイの? ぢ。

今回はその友人のために、「痔」についてつっちーに聞いてみました。



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「『ぢ』って新聞広告でよく見るよな」

そうそう。あれをマジメに読んでたら、痔でもないのに買いそうになってし
まったよ。よくできた文章だよね。

ちなみに、パソコンだと「ぢ」で変換しようとしても「痔」が出てこないの
知ってた?

「あ、ホンマや」

「ぢ」はどちらかというと古い使い方で、意外と現代は「じ」が主流みたい。
まぁ、そんなことはどうでもいいけど。

とにかくさ、友だちが痔で困ってるみたいなんだよ。

「どんな症状なん? 血が出てるの? できものができてるの?」

うん。なんかリアルな感じになってきた。

「まぁそう言うなや。口にも口内炎が出来たり切れたりするやろ。肛門も
一緒や。唇と肛門は入口か出口かの違いくらいで、似たようなもんやねん」

うん。なんか抵抗あるけど、言いたいことはわかる。

「医学的にはできものの中身が膿か静脈血かによって区別するやろ。痔の場
合はおもに痔ろうと痔核の二種類に区別してるみたいや」

とりあえず、痔ってお尻の口内炎みたいなもんなの?

「もちろん原因はぜんぜん違うけどな。でも胃が弱ると口内炎ができるのと
同じで、大腸が弱ると痔になったりするで。痔の種類によって大腸の状態が
ある程度はわかるしな」

知らなかった。痔ってそういうもんなのか。

そういうことなら、友だちは痔核なんだろうね。自然発生的にできたような
こと言ってたし。つまりやられちゃってるんだ、大腸。

ところで、なんで大腸がやられちゃうのかね?

「食生活で言えば、肉と白砂糖が多いと大腸に負担がかかるで」

ふむ。なぜだろう。

「前も言ったかもしれんが、日本人は昔から肉を食べる習慣があまりなくて、
米と野菜が食事の中心やねん。だからそれをきちんと消化・吸収できるよう、
大腸が長くなってるんやな。腸は日本人は平均7.5m、欧米人は平均5mと言わ
れとる」

へぇ。欧米人は背が高くても腸はそんなに短いんだ。

「その腸の中には『善い菌』も『悪い菌』もいっぱいいるねん。これらの割
合はそこに入ってくるもので決まる。肉なんかが入ると『悪い菌』が喜んで
増えるんやな」

困ったもんだね。

「するとこの子たちが生み出す毒素に大腸がやられて、様々な問題を引き起
こすねん。その1つが痔っちゅうワケや」

でもさ、ボクらくらいの齢で痔になったりするのかね? 痔って中年過ぎた
おじさんの病気ってイメージなんだけど。

「痔は年齢も性別も関係ないで。ただ、白砂糖や肉を過剰に摂り続けたのが
蓄積されて、中高年に発症しやすいのかもしれん。あと、痔は恥ずかしい病
気というイメージが強いから、女性はカミングアウトしづらいやろうな」

なるほど。確かに某製薬会社の痔の薬は、CMで女学生を使ってるしなぁ。

「ちなみに便秘と痔は兄弟みたいなもんで、大腸が健康ならどっちにもかか
らんねん。逆に不健康だと、変わったところで大腸が緩んで脱肛になり、そ
の結果として痔にになる可能性もあるで」

何? 脱肛って?

「脱肛は、かんたんに言うとナイーブな部分が外に出たままになる状態やな」

ナイーブな部分が…。それは大変だ。
でも押したら戻るんじゃない?

「戻るで。ただ、紙で拭いたりする時に傷つきやすくなるから、いわゆる切
れ痔を起こしやすくなるけどな」

でも押せば戻るんだー! 意外と素直じゃないか。
まぁ、なんにしても痔は遠慮したいところだね。

「痔自体はなんら問題ないねん。命には関わらんしな。ただ、大腸が弱った
状態はなんとかしたほうがええ。大きな病気に発展する可能性があるうえ、
肺にも悪影響をおよぼすしな」

なんで肺に?

「大腸と肺は表裏一体の関係にあるねん」

ふぅん。まぁ、それは複雑な事情があるんだろうね。
なんにしても、痔を治療することは大腸を良くすることにもつながるワケだ。

「そういうことやな。鍼灸の場合、痔の相談がきたら大腸を治療するねん」

なるほど。他にはなんか治療の手はあるのかい?

「悲しみの感情も大腸と関連性があるで」

へぇぇ。じゃあ、よく悲しむ人は痔になるってことか。

「そこまで直接的ちゃうけどな。風が吹けば桶屋が儲かるみたいなもんや」

お得意の食事療法ではどうなのよ?

「食事療法では、やっぱり白砂糖と肉を控えるようにアドバイスやな。肉や
油の代わりに、玄米を食べるのもええで。胃や小腸に負担をかけんように、
よく噛んで食べるのがポイントや。それでもダメなら、断食って手もある」

断食? なんで??

「要は大腸の働きを活発にして、便が排出されればええんよ」

そうか、食べた肉が毒素を出す前に、さっさと出しちゃえってことね。

「その通り。何かを食べて大便を出すところてんのような状態だと、大腸が
なまって緩んでくる。これじゃあかんねん」

だから断食ってことか。

「そう。断食をすると大腸は自分で動かんと便が出せんからや。なまけさせ
ず、自分で動くまで追い込むには断食がええんよな。もちろん、自主的に断
食すると復食で命を落とす危険があるから、専門家の下でやらんとあかんで」

つっちーも指導できるんだっけ?

「もちろん、オレでもOKや。やちきもやるか?」

いや、無理です。ちなみに食事の量を控えるだけじゃダメなの?

「腹八分目は健康のために実践するべきやけど、ところてん状態の治療とし
ては弱いな」

ふぅん。痔の治療もラクじゃないね。

「東洋医学的は大腸は『五臓六腑』のなかの1つの『腑』やねん。この『府』
は中が空洞の器官であることを意味しててな。胃とか小腸も六腑に含まれる
んやけど、中が空洞やから食べ物が通れるねん。この中に『肉』が入ると、
『腐』という字が示すように肉は大腸の中で腐るんやで」

おおー、なるほど。確かに府に肉で「腐」だわ。

「せやから、とにかくまずは肉と白砂糖を控えること。痔は自分の食生活を
見直すいいきっかけやからな。大腸の検診も大切やけど、結局は自分で内面
や食生から改善していくのが大切やな」

と、辻野先生は回答しましたとさ。

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■やちきの見解
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まさか口内炎と痔が似たようなものだったとは…。

ボクは胃が弱いのか、無茶するとすぐに口内炎ができちゃうんですよ。実際、
今もできてますし。

これが腑の中に肉を入れて大腸まで負担をかけると、痔になっちゃうワケで
すね。コロリと。

……。

とりあえず今日くらいは、玄米でも炊いて食べようかと思います。

つづく

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