70%健康マガジン:辻野先生の回答

ココの情報は100%の健康をまったく保証しませんが、ボクがそうである
ように70%健康になるためのヒントが見つかるかもしれません。

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2009.10.14 Wednesday

七十四、「ローフード」について辻野先生の回答

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■今週のお題:「ローフードってなんですか?」
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玄米菜食とか、マクロビオティックとか、ベジタリアンとか、ごはん減らす
とか、健康のための食事法みたいのってたくさんあるじゃないですか。

まぁ、それぞれなんとなくイメージは湧くんですよ。「ああ、こういう風に
するんだろうな」っていうのが。だけどさっぱり分らないのがあります。

それが「ローフード」。

生食? なんで? どうして? どうやって?

とりあえず、つっちーに解説してもらいましょう。


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「ローフードはかんたんに言えば生ものを食べましょうってことやな」

まぁそうだろうね。でも最初に考えた人は、なんでそんなこと思いついて実
践しようとたんだろう?

「元祖の話まではわからんが、要するに加熱でその能力が失われる可能性の
あるビタミンや、酵素を積極的に補給するためやな。それを考えると、生の
モノを食べたらええやんってなるワケや」

ふぅん。確かにビタミンは加熱すると壊れるって聞いたことある気がする。
小学校の家庭科の授業かなんかで。

「しかし、科学的にこのビタミンとかが身体に必要と分かったのは意外と近
代の話やねん。科学の進歩とともに栄養に関する考え方が変ったからやんね」

ふむふむ。

「その昔は三大栄養素といわれていた人間の必要要素として『炭水化物、脂
質、たんぱく質』。つまりカロリーで計算されるものが注目を浴びていた時
代があった」

ふむふむ。

「しかし時代が進むにつれ、カロリー以外の微量のビタミンが注目され、さ
らには酵素の補給が大切という人も出てきた」

ふむふむ。

「ちなみに、人類で初めてビタミンを抽出、発見したのは1910年、米の糠か
らオリザニンを抽出し論文を発表した日本人の鈴木梅太郎。たった100年前
までは科学的には無視されていたとも言える」

ごめん、実は途中からよく分かってないんだ。

「つまりやな、恋人を選ぶのに目の大きさとか髪型なんて見た目だけでは判
断できんし、どっちかと言うと性格や内面が重要やったりするやん。食も同
じで、わかりやすいカロリーは同じでも、本質であるカロリー以外の要素が
まったく異なっている場合があるねん」

なるほど。ノーメイク状態の栄養を大切にってことか。

でもなんか違和感があるんだよね。たとえば肉はもう生でガブリなのかい?
というか、肉はOKなの?

「ひと口にローフードと言っても、それぞれ流儀みたいなもんがあるねん。
なかには生肉はOKな流儀もあるで。あと低温でちょっと火を入れるのはあり
という流儀もある」

ややこしいな。ちょっとウィキペディアで調べてみよう。

ウィキペディア

なるほど、ローヴィーガニズムとローフルータリアンとローリキッダリアン
とローベジタリアニズムとローアニマルフード・ダイエットがあるのかぁ。

さっぱり分からん。

とりあえず、ローフードというのは1つの体系みたいなもんか。
ちなみにつっちーからすると、ローフードは良いものなの?

「食事療法士の観点からするとOKやな。酵素は加熱すると死んでまうから、
生のまま食べるのは理にかなっとるで」

へぇぇ、そうなんだ。

「ただ、視点が狭すぎて危険な面もあると思う」

鮭を寄生虫ごと生で食べちゃうとか?

「それはいいんやけどな。むしろ、今どきそんな冒険野郎がいたらおもしろ
いやろ。気をつけなあかんのはカロリーという尺度だけでも片寄るけど、逆
にビタミンや酵素だけ気にしても、それはそれで片寄てるってことや」

むー。バランスの話だね。

「人間は本来、穀物が中心という話を良くするんやけど、ローフードだとそ
れが難しい。これが問題やねん。そうなると結局、食事の中心が比較的食べ
やすい生野菜やフルーツ、木の実ばかりになってまうやろ? それはおすす
めできんな」

なるほどねぇ。

ところでさ、ローフードってアメリカで流行してるイメージがあって、日本
には浸透してない気がするんだけど、実際のところどうなんだろう?

「ローフードの実践者はおることはおるけど、マクロビオティックほど体系
化されてない感じやな。でもローフード専用のレストランとか、ローフード
専用の料理教室は東京にもいくつかあるで」

ああ、すし屋とかね。

「ごはんは炊いた瞬間にローフードやないで」

ああそうか。寿司もNGなのか!
メシ食えねえじゃん。意外と厳しいな。ローフード。

「本来は玄米も生で食べるのが理想中の理想なんやけどな。ローフードしに
くい素材やから敬遠されがちかも。」

えー。お米を生で食べるのは抵抗あるわ。パンも焼かなければ小麦粉だし
なぁ。

「急に食事をローフードに切り替えるのはツライやろうな。コンビニの店長
がいきなりシステム・エンジニアになるようなもんや」

なんとなく分かる気がする。

「せやけどそもそも、酵素の観点からいうと日本人は味噌や納豆なんかの発
酵食品を食べる習慣があるから、わざわざ生野菜で酵素を摂る必要はそんな
にないんやけどな」

そうなの? なんかごはんを食べるとき「野菜も食べなきゃ」と思ったら大
半は生野菜サラダ食べてたよ。

「それはそれで、もちろんOKやで。せやけど日本は発酵食品が豊富やから、
欧米ほどローフードが流行しきれないのかもな」

なるほどねぇ。

「自然界の動物はみんなローフーディアンやろ?ローフードの観点から食を
選ぶのは自然なことであり素晴らしいことやねん。ただ、日本人は伝統的な
お米と日本の発酵食品を食べる大切さも含め、広い視野で考えて欲しい。酵
素も大切やけど、身土不二も大切やからな」

地産地消ってやつだね。

「たとえば日本人が海外のフルーツだけ食しているとバランスが崩れてしま
うねん。現時点の情報だけに振り回されず、昔ながらの自然な方を選んだ方
がええんよ。科学なんてのは日進月歩の発展途上中やねんから。なんにして
も、一番大切なのは、食事はなんでも『感謝しておいしくいただく』こと。
これに尽きるで」

と、辻野先生は回答しましたとさ。

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■やちきの見解
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なーんだ。お寿司はローフードじゃなかったのか。

少なくとも、ボクはローフーディアンにならなくて良さそうだということは
分かりました。

こういう「なんとか主義」というのを聞いてちょっと思うのは、短絡的であ
ればあるほど分かりやすくて自分のなかに入りやすいけど、短絡的に信じて
しまえばしまうほど変な方向に行ってしまいやすい。ということ。

ボクは相変わらず、普通にあるものを普通においしく食べる主義でいこうと
思います。


つづく

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